日本音楽学会中部支部

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 このHPは、日本音楽学会中部支部の支部会員の皆様に例会案内、例会報告、支部通信の一部などを随時お伝えしていきます。なお、学会組織、規約、入会案内、全国大会案内、等につきましては、「日本音楽学会」のHP(http://www.musicology-japan.org/)をご覧下さい。支部事務局へのお問い合わせは、sakegi@lets.chukyo-u.ac.jpへお願い致します。


最新ニュース(2017.11.14)

【第121回 日本音楽学会中部支部例会】



日時:2017年12月2日(土)13:30〜
場所:中京大学名古屋キャンパス544教室(名古屋市昭和区八事本町101-2) 052-835-7111(代)
https://www.chukyo-u.ac.jp/information/access/h1.html
https://www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html

【内容】司会:安原雅之(愛知県立芸術大学)
1、研究発表
金丸友理絵(愛知県立芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程 鍵盤楽器領域)
「アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)によるベートーヴェンのピアノソナタの解釈」
 本発表は、オーストリア出身のピアニスト、アルトゥール・シュナーベルArtur Schnabelの校訂した、ベートーヴェンのピアノソナタを研究課題にとりあげ、その独自性を探り、再評価することを目的とする。そのために、その特異性がとりわけ指摘されている彼の指使いに着目し、他の版との比較・検証をしながらその奏法と解釈について考察を深めていく。そして、研究の結果明らかになった彼の指使いの特徴とシュナーベル自身の音楽的解釈との関連性を明らかにする。

加藤いつみ(中部大学国際人間学研究科博士後期課程)
「一節切尺八の研究」~江戸期に吹かれた一節切の手(曲)~
 一節切尺八は18世紀には衰退してしまい、その後は研究対象にされることも少ない。しかし、残された資料からすると、特に上方においては、室町から江戸初期にかけて流行し、初期の頃は、僧侶・武士などの知識層の間で“手”と呼ばれる本曲がよく吹かれた。17世紀中頃には、町人にも好まれて大衆楽器として普及していった。需要に応じて多くの譜書が成立した。私は、11冊の譜書の複写版を持っている。
今回は、それらの譜書のうち三冊を選び出し、当時よく吹かれた“手”やその特徴、また譜書に書かれた内容から分かってきた近世邦楽について述べる。

【特別公演】
メアリー・ジャヴィアン(カーティス音楽院) 「カーティス音楽院における社会連携活動:病院アウトリーチの事例報告」
 フィラデルフィアのカーティス音楽院は、アメリカ屈指の名門音楽学校であり、これまで数多くの音楽家を排出してきた。学生全員に奨学金が全額支給されることもよく知られているが、入学はきわめてむずかしい。
 カーティス音楽院では、一流のアーティストを養成しつつ、実技のほかに「キャリア教育(スタディーズ)」(コミュニティに入り込んでアウトリーチをする方法などを座学と実習で学ぶ科目)が必修になっている。
 今回の特別講演では、「病院アウトリーチ」の事例を中心に、カーティス音楽院における「社会連携活動」を取り上げる。

講師プロフィール

 カーティス音楽院でフィラデルフィア管弦楽団の首席コントラバス奏者、ハロルド・ロビンソン氏に師事。卒業後、コントラバス奏者として演奏する一方で、「音楽を使って地域社会にポジティブな変化を起こすこと」を目標に、さまざまな活動を精力的に行っている。
 カーティス音楽院では学生の進路指導部長を務めている。21世紀の音楽家にとって必要な起業家精神と政策提言のスキルを養うカリキュラムを立ち上げ、成功させているほか、家族向けや新しい観客創造に向けた公演の企画も行っている。そのほか、アメリカの音楽教育の二つの非営利団体の役員としても活躍している。

通訳:安原雅之(愛知県立芸術大学)

2、事務連絡 その他

■日本音楽学会では、会員の皆様より、研究発表と支部通信への投稿を随時受け付けております。研究報告、研究ノート、書籍・CD紹介等も歓迎致します。発表・掲載時期、原稿の量などにつきましては、あらかじめ支部事務局にお問い合わせ下さい。ただし日時、枚数等、編集の都合によりご希望に添えない場合もありますのでご了承下さい。